PRML2.9
この演習問題ではディリクレ分布が正規化されていることを、帰納法によって証明する.ディリクレ分布でM=2とした特殊な場合であるベータ分布が正規化されていることは、演習問題2.5で既に示した.
次にディリクレ分布がM-1変数の場合に正規化されているとの仮定の下、M変数でも正規化されていることを証明する.これにはまず、M変数のディリクレ分布から、の制約を使ってを除去して、ディリクレ分布を
と書く.すると、あとはC_Mを表す式を求めればよい.これには、この式を、範囲に注意しつつについて積分し、さらに、この積分の範囲が0から1となるように変数を置換する.での結果が正しいと仮定して(1)式を用いて、の式を導出せよ.
◆証明
M=2のときは演習2.5より成立していることが分かる.
M=N-1で成立していると仮定し、M=Nの場合、
で正規化されていることを証明する.
N変数のディリクレ分布からより、
、つまり.
よって、
とでM=Nの確率密度関数を表すことが出来る.
ここでM=N-1のときより、となるため、
ここでと変数変換すると、
で
積分区間はからt:0→1となる.
よって(2)は
ここでM=N-1で正規化されていることを仮定しているので、
これが(3)と等しくなるため、
となり、M=Nの場合も成立するため、帰納法よりディリクレ分布が正規化されていることが証明された.
プロシージャの備忘
ブログ全く続かず...
今年はなかなか手に入らないリアルアセットのデータで学会発表なぞもしておりました。
でも1200万件のデータ操作が必要となり、EXCELは当然無理だし、Accessはなんかタルいなぁと。エディタで加工しようにもフリーのものはほとんど動かない...Rのdplyrはサクサク動いてくれるけど、もう少しデータの下ごしらえをしっかりやって、Rには仕上げだけやってもらいたい、とか何とか考えて、データハンドリングのためにMYSQL に手を出してみました。いまさらだけど。
ピンとこないことはたくさんあるが(地頭は残念な感じなので...)、割とすんなり入れた。
でもやはり日付関連の操作は苦戦。中でも月毎にデータを切り出してアウトプットというのをクライアントプログラム使わずプロシージャでガマンしてやってみました。
その備忘です。
DELIMITER //
CREATE PROCEDURE curdemo()
BEGIN
DECLARE done INT DEFAULT 0;
DECLARE md date;
DECLARE cur1 CURSOR FOR SELECT DISTINCT DATE_FORMAT(fy, '%Y-%m-01') FROM company order by fy;
DECLARE CONTINUE HANDLER FOR SQLSTATE '02000' SET done = 1;
OPEN cur1;
REPEAT
FETCH cur1 INTO md;
IF NOT done THEN
SET @Output := date_format(md,'%Y-%m');
set @q1 := concat("select * from company where fy like '",@output, "%' into outfile ""dump",@Output," .csv"" fields terminated by '\,' enclosed by '\"' lines terminated by '\\r\\n';");
prepare s1 from @q1;
execute s1;deallocate prepare s1;
END IF;
UNTIL done END REPEAT;
CLOSE cur1;
END
//
DELIMITER ;
これだけやるのにどんだけかかるねん。。。
Riskless portfolio
前回の続きからです.
原資産価格を元としたものはオプションや先物など、様々なものがあり、任意の一つを選んでとする。また、オプション1単位をとする.
この2つの証券を組み合わせたポートフォリオを考える.
:購入総額
:Cを買う比率
:Fを買う比率
である.
とするとCを単位、Fを単位持ったポートフォリオは
となる.
時間がからに経過すると
ここでCの単位、Fの単位は時刻との関数であるが、時間内では定数として扱うものとする(自己充足的ポートフォリオの持つ性質).
さて、これら2証券は幾何ブラウン運動に従うものとする.
よって、先の式に代入し、
ここでリスクレスポートフォリオを考えるためとなるようなとを制約条件をもとで選ぶと、
このような投資比率とを持つポートフォリオは
であり、ウィーナー過程の項が無い、つまり不確実変動の無いリスクレスポートフォリオとなる.